SAITAMA・関東
埼玉グランドホテル本庄
本物件は本庄駅の直近に位置する老舗ホテル。
既存空間が持つ80年代の華やかさを残しつつ、地域に親しまれ“おでかけ”したくなる現代的な心地よいホテルとなるよう改修した。
デザインコンセプトとして設定したのは、2つの軸。
『ハーフ&ハーフ』: 既存部を半分残し、半分を更新する。既存空間の個性を活かしながら、対比的に空間をつくる。
『韻を踏む』: 80年代のきらびやかで遊びあるデザイン(キラキラ・コテコテ)と
今の時代に親しみやすいテイスト(ツルツル・サラッ)を共存させて整える。
1階ロビー・エントランス・ラウンジは既存の大理石の上にざらざらの素材を吹き付け、
マットな素材の家具を入れることでハーフ&ハーフの空間を実現。
朝食会場は、天井のインテリアと呼応する真鍮色を家具のテイストに取り入れつつ、心地よさを感じさせる素材やカラーで整えた。
また、5階には大浴場とサウナを新設。外部に面した既存空間を活かし、豊かな庭をフレームで切り取った開放感のある大浴場に。
客室には古墳をイメージしたアートを各部屋に設置し、既存家具に合わせた落ち着いた赤みベースの空間に個性を与えた。
外観
ロビー
ラウンジ
ワークラウンジ
客室
朝食会場
EVホール
新設大浴場