歴史あるホテル廃業の危機。
何とか存続できないものか。
江戸時代から伊勢街道の宿場町として栄え、日本三大観音のひとつに名を連ねる『津観音』の門前町、津市大門エリア。ここは、かつては三重県を代表する繁華街でした。しかし、郊外型ショッピングセンターの台頭により徐々に商店街が分散した結果、中心市街地は空洞化が進み、街は徐々ににぎわいを失っていったのです。
この事態を受け、再び大門エリアを盛り上げようと、昭和60年に街のシンボルとして第三セクター方式で建設されたのが、津センターパレス。開業当時は地元の専門店をはじめ、津都ホテル(当時)、ダイエー、津市センターパレスホールなどが入居。津市の観光とコンペンションの核であり、大門エリアのシンボルとして市民に親しまれてきました。