リオの建築では、毎回新しいことに挑戦できる。
早稲田大学・早稲田大学大学院理工学研究科 建築工学科 卒
斬新
長年建築業界にいるけれど、仕事の大部分をリノベーションが占めるのはリオがはじめて。
同じことの繰り返しの設計よりも新しいことに挑戦することが好き――
そんな自分にとって、リオの建築は何より魅力的な環境。
リノベーションの面白いところは、物件が持つ魅力も課題も、1つ1つ違うこと。
まずその物件をとことん見て良いところを探し、その魅力を残しながら、
デザインによって現代化していく。
HOTEL GLOBALVIEW新潟では、安田瓦や稲穂など「新潟ならでは」の素材を
モダンなデザインに落とし込み、インパクトを創出。
HOTEL TOMSでは、時を経て生まれた味わいにビンテージ家具を組み合わせた
アンティーク感に、自分のイメージをそのまま具現化したいと、壁画を描いた。
毎回違う新しい「お題」に対し、新しいアプローチができないかと頭を捻り、
試行錯誤を重ねながら物件を蘇らせていくその工程が、とにかく楽しい。
先達
できるかできないかではなく、どうしたらできるのか。
若手のアイディアを生かす方法を考えるのが、私なりの育成。
若手社員と一緒に仕事をする上で大切にしていることは、彼らのアイディアを
生かすためにはどうすれば良いかを一緒に考えること。
設計を志す人間には、「やりたいこと」が必ずあるはず。
だから、デザインの仕方を教えるよりも、
「どうすれば彼らのやりたいことが実現できるか」を一緒に考える。
自分のやりたいことを実現するために、私の知恵や経験を利用してほしい。
精度は、経験と一緒についてくるから。
できるかどうかよりも、どうしたらできるか。
若手社員には、その思考を伝えていきたい。
挑戦
“良い仕事”とは何か。
「あの仕事は面白かった」と振り返る人が多い仕事こそが“良い仕事”だと思う。
だからこそ、面白い仕事を探すことではなく、与えられた仕事を
「どう面白くするか」を大切にしたい。
新しい仕事を頼まれた時は、その仕事を引き受けるかどうかではなく、誰と組み、
どうやったら面白くできるかを考える。
周りの人を巻き込みながら、一つのことに取り組んでいく。
やがて、自分も周りも仕事に熱中していく。
その空気が生まれていく過程は、毎回新鮮。