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『物件を仕入れる力』が備わったら、リオを卒業します。
北海道大学 農学部 農業経済学科 卒





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原点
資産運用への興味、お金に対する興味が自分の原点で、
学生時代には株式投資を始めました。
ただ、勉強すればするほど、株式市場は変動が激しく、
政財界の要人が発するたった一言が株価の乱高下する要因になるなど、
いくら知識をつけたところで、自分のコントロールの効かない部分が大きいことに気づきました。
そこで自分なりに考えを巡らせた結果、たどり着いたのが不動産運用。
不動産なら、物件をどう運用するかが収益を上げ、支出を減らすことに直結する。
勉強して得た知識を活かしてアウトプットに繋げられる方が自分に向いていると感じたし、
そのためにはAMの立場で運用の指示を出すよりも、
不動産の現物を見て触って、自分で手を加えることがしたい、とも思った。
そんなときに、「まず現場に出る」ことを大事にしているリオと出会い、
入社を決めました。
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試練
不動産業界に照準を定めたのは大学3年生の頃。
当時、不動産関係のアルバイトやインターンを経験したこともあって、
配属先での不動産管理の仕事自体にギャップを感じることはありませんでしたが、
それでも1年目は苦難の連続。
不動産管理は、不動産という”モノ”を取り扱う仕事だけれど、
思いのほか、様々な人の感情が介入する。
オーナー、テナント、業者など、様々な関係者とのやり取りの中で、
事実をそのまま伝える、合理的な判断をするだけでも
相手によっては思うように理解されない。
関係者を上手くまとめきれず、悩んだ日々もありました。
それでも試行錯誤を繰り返すうち、
相手の感情を読むこと、その感情に寄り添うことの方が
実際の設備対応よりも大事な場面もある ――
そう気づいて、やがてコミュニケーションに手ごたえを感じられるように。
相手の懐に入って声を聴き、信頼を得ることで、
当初マイナスだったものをプラスに転じることもできることにも気づきました。
今ではこの「人の感情を捌く仕事」が気に入っていて、
自分の力でうまく関係者の間を取り持てたときは大きな達成感があります。
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向上
今、入社3年目ですが、リオで言えば「中堅」です。
“早くから仕事を任され、大きな裁量を与えられる”
言うは易しですが、リオでは本当に入社直後から自分のレベルを超えた案件を任されます。
例えば、入社2年目、仙台支社配属時にM&A案件を担当させてもらったことは、
衝撃的でもあったけれど、自分の成長に繋がった貴重な経験でした。
M&Aの場合は特に、相手のオーナーさん、経営陣、そして従業員にも、
当然のことながら複雑な感情があります。
別の会社に支配される、管理される、会社が変わってしまう・・・
そんな不安を少しずつ紐解き、あくまでも共に歩んでいく関係であることをわかってもらう、
そのための対話を重ね、徐々にですが深い信頼を得ることができました。
僕が異動のため仙台を去るときには「澤ちゃんがいなくなるの寂しいよ」と言ってもらえたことは、
自分の存在意義が認めてもらえた成功体験のひとつです。